西暦1453年—。
この年、東ローマ帝国首都・コンスタンティノープルが陥落。 キリスト教国の人々は、オスマントルコの強大な軍事力に恐怖すると共に、 東方交易の窓口を失った事実に震撼した。
だが、そんな東欧での劣勢とは裏腹に、西の果てのイベリア半島では、
国家連合により、軍事大国イスパニアが誕生。
ポルトガルと共にイスラム勢力からの国土奪還を進めていた。
勢いに乗ったポルトガルは、伝説の東方キリスト教国とのイスラム挟撃、 そしてインドとの直接交易のため、アフリカ廻りの航路開拓に着手。 イスパニアもまた、クリストバル・コロン提督を抜擢し、 遙か大西洋の彼方に、東方世界への新たな道を見出すのだった。
—誰よりも早く、東へ!
航海者たちの熱き冒険の時代が、いま幕を開けようとしていた。